食事療法を成功させる3つのポイント

糖尿病の食事療法の基本的な方法は、自分に適した1日のカロリー数の中で、炭水化物、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンなどの栄養素をバランス良く摂取することですが、言葉では簡単に糖尿病食事療法の説明は出来ても実践をすることは、なかなか難しいものです。
カロリー数を計算しながら食事内容を考えることはもちろん大切ですが、他にも食事療法を成功させるために必要なポイントがいくつかあります。
ここでは糖尿病の食事療法を成功させるための3つのポイントを紹介します。

まず1つめはしっかりと噛んでゆっくり食事をすることです。
短時間で食事をすると糖が急激に吸収をされるため血糖値が上がりやすくなりますし、脳が満腹だと感じるまでには15~20分程度の時間を必要とするため、その時間が経過をする前に食事を終わらせると、必要以上の量を食べてしまう可能性があります。
そのため、しっかりと噛んで30分以上の時間をかけて食べることで、少量でも満腹を感じることができて、血糖値の上昇を抑えることも可能になります。

2つめは1日に必要なカロリー数を3食に分けてバランス良く取ることです。
1日に必要なカロリー数の範囲内で食事をしていても、回数が少ないと一回の食事量が増えて血糖値が上がりやすくなります。
また、3食のカロリー数を均等に割って計算をするのではなく、朝3:昼4:夜3の割合で計算をするのがポイントです。
夜はインスリンの分泌が鈍るため血糖値が上がりやすくなります。
夕食はカロリー数を全体の3割程度にとどめて、就寝の3時間前までに済ませるようにしましょう。
もしも仕事などで夕食の時間が遅くなる場合は、18~19時の間におにぎりなどの炭水化物を食べて、帰宅をしてからおかずを食べるようにすると血糖値の上昇を抑えることが出来ます。

3つめは外食のメニュー選びです。
外出先ではカロリー数の高いメニューを選びがちです。
具体的には肉よりも魚をメインにしたメニューを選ぶこと、単品料理よりも栄養バランスの良い定食メニューを選ぶこと、油を多く利用する中華や洋食よりも煮物が多い和食を選ぶなどがあります。
どうしても食べたいメニューがある場合は、サラダを追加するなどをして栄養のバランスをとるようにしましょう。