糖尿病は治らないって本当?

糖尿病は一度発症をすると完治が難しい病気だと言われています。糖尿病患者の中には「どうせ治らないなら食べたいものを食べる」と食事制限をおこなわなかったり、医師からの忠告を守らなかったりする人もいるようですが、そのまま放っておくと、どんどん症状が悪化をして、失明や足の壊死などの恐ろしい症状が現れ、場合によっては死に至ることもあります。
そもそも、糖尿病は本当に治らない病気なのでしょうか?その話をするためには、まず糖尿病の仕組みを見ていきましょう。
糖尿病は高血糖状態が続く病気です。
通常は、食事の後に血糖値が上がると、血糖値を下げる働きをするインスリンが膵臓のβ細胞から分泌をされて、ブドウ糖をエネルギーに変えることで血糖値を下げるのですが、何らかの原因によって糖をエネルギーに変えることが出来なくなると、血中のブドウ糖が増えて高血糖状態が続くようになります。

初期段階では、血糖値を下げるためにβ細胞が大量のインスリンを分泌し続けますが、そのうちにβ細胞は疲労をして、働きが弱くなったり破壊をされて数が少なくなったりするため、徐々に血糖値が下がらなくなります。
糖尿病が治らないと言われてる理由の一つは、一度破壊をされたβ細胞は元に戻らないと考えられているからです。
しかし、食事療法などによって血糖をコントロールすることで空腹時の血糖値を正常に戻したという例もあります。
何も治療をせずに長期間放置をするとβ細胞が激しく破壊され、回復をすることが難しくなりますが、比較的初期の段階で治療を開始すれば、膵臓の機能を回復させて、β細胞の働きを正常にさせることが可能です。
治すことが難しいからと治療を諦めてしまえば、どんどんと悪化をしていくだけですが、早い段階で治療をおこなえばある程度回復させることが出来ます。
病糖尿病は、8人に1人がかかっている国民病ですが、多くの人が糖尿病と付き合いながら日々の生活を送っています。手の施しようがない状態まで悪化をしないためにも、定期的に健康診断を受けて健康をチェックする癖をつけて、少しでも糖尿病の可能性がある場合は、早めに治療を受けるようにしましょう。