代表的な糖尿病の種類

糖尿病の種類はいくつかありますが、大きく分類をすると一型糖尿病と二型糖尿病の2種類に分けることが出来ます。
まず、一型です。このタイプはインスリンを全く作ることが出来なかったり、作ることが出来ても極少量であるため、体の外から強制的にインスリンを取り入れる必要があります。
テレビでお腹にインスリン注射を打つ姿が放映されていることがありますが、このタイプが一型であり、毎日1~4回の注射を一生続けていく必要があります。

インスリンは膵臓の中のランゲルハンス島のβ細胞で作られています。
しかし、ウイルスなどの外的要因によってβ細胞が破壊をされるとインスリンを作ることが出来なくなったり、分泌量が極端に少なくなったりします。
一型は子供や若い人に多く発症をすることも特徴の一つです。

先天性のものだと考えている人も多いようですが、多くが生まれた後の外的要因によって発症をします。
また、症状の悪化が急速だという特徴もあります。はじめは風邪に似た症状が現れる程度ですが、気がつかずに放っておくと、ケトン体という酸性物質が血中に増えて体のあらゆる機能が低下をして、重篤な状態に陥る場合もあります。
次に二型です。二型と一言に言ってもいくつかのタイプがあり、インスリンの分泌が悪いタイプ、インスリンの分泌はあるもののインスリン自体の働きが悪いタイプ、インスリン受容体の働きが悪いタイプなどがあります。
インスリンの分泌が悪い場合は、一型のようにインスリン注射を打って補う必要がありますが、膵臓のβ細胞が破壊をされている訳ではないので、回復をすれば注射を止めることが出来ます。

また、一型糖尿病患者は全体の5%程度ですが、二型糖尿病は全体の約95%に及び、日本の糖尿病患者のほとんどがこのタイプだと言われています。
二型糖尿病は、中高年の発症率が高く、ゆるやかに症状が進行をする特徴があります。
発症も進行もゆるやかであるため、自覚を、することが難しく、会社の健康診断を受けて、初めて自分が糖尿病だと知る人が多い現状があります。
進行がゆるやかであるために治療をせずに放っておく人も少なくありませんが、そのままにしておくと、高血圧、高脂血症、網膜症、腎症、神経障害などの合併症を起こす可能性がありますし、高脂血症と糖尿病が合併をすると、脳卒中、狭心症、心筋梗塞などの病気を発症する恐れもあります。